機材についての当スタジオの考え方
これはもう個人的な意見なんですが、
6帖や10帖の狭いスタジオに100W以上のギターアンプが置いてあった場合、アンプの効率の良い音域帯はほとんど使えませんし、音源が太すぎてバランスの良い音には到底ならない。
勿論、イフェクターでアタックを抑えたり、自然な歪みを作ってから、ナチュラルな出力装置として考えるのであれば、出力に余裕のあるアンプを使うのもアリなんですが、それでも多くの場合、スペースに対して適正な音量のアンプを使う方が良いと僕は考えています。
当スタジオは26帖と、リハーサルスタジオの中では最大級の広さです。それでもドラムの生音に対して、ギターアンプは20Wや30Wでバランスがとれます。ボリューム目盛は5程度で十分です。これはあくまで歌が歌詞までしっかりと聞こえるバランスを前提としていますから、何が何でもギターの音圧が欲しいというバンドは、住宅建築の地下という環境からも、当スタジオは対象外ということになります。
初めての利用の時には、ご希望に応じて、ボーカルの声質に合ったPAの調整など、当方でPAのセッティングをいたします。その後もご希望があればスタジオ内で音の確認をしながら、当スタジオの(ある意味)特殊な環境を上手く活かしていただけるよう、サウンド作りのお手伝いをしています。
一度使ってみて評価していただければ幸いです。
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